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明:明けましておめでとうございます、姉さん♪

コ:ああ、明けましておめでとう。前回から大分遅れたが、今回は明美の番だな。

明:そうですね、ようやくです♪でも書き方がよく分からなかったので、蒼崎さんに書いてもらいました。

コ:ああ…実戦に出ていない分、イメージが確立できてないとか背後が言っていたしな。

明:はい、なのでどうなっているか楽しみです(にこり)

コ:背後が書いたとなるとロクな事になってなさそうな気配がするが…まぁ、見てみるか。


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刀が閃く。腕に結ばれた深緑色のリボンが揺れ、紅葉色の髪がそれを追いかける。
その舞いの中で揺れるリボンを私はぼんやりと眺めていた。

…あのリボンは元々私の物ではなく、依頼でよく一緒になった1つ上の先輩が身に着けていたものだ。
リボンを集めるのが趣味だった先輩は、その1つ1つに願をかけていると言っていた。
そんな彼女が依頼の現場に向かう時、常に髪に結んでいたのはあの深緑色のリボンだった。

「あなたは元がいいんだから、もっとお洒落に気を使わないと」
そう言って渡された。勝利と生還の願がかけられているから、死亡フラグ立ちそうだけどね、と笑いながら…。

私だけが生き残る事になった依頼があったのは、それからすぐの事だった。

私がリボンの蒐集を始め、集めたものに願をかけ始めたのはその頃からだ。
何かと面倒を見てくれた先輩の遺志を継いで、という訳ではない。
だが、私の精一杯のお洒落として言葉通りにやってみよう、そう思ったのだ。

あの時、受け取っていなかったら死んでいたのは先輩ではなく私だったのだろうか…?
彼の誕生日が近付いたある日、そんな思いが頭の中をよぎった。
実際に持ち合わせがなかったのは事実だが、試したいという気持ちもあった。
それ故に、今まで身に着けていた形見のリボンを彼に渡したのだ。

…あのリボンにかけられた願がただの気持ちに過ぎないのか、離れていてもその効き目があったのかは分からない。単に私の運がよかっただけなのかもしれない。
その後、間もなく起こった人狼戦線で局地的敗北を喫した際、私は無事に生還したのだ。

だが、敗走の際に昔聞きなれた声を聞いた。
敵を掻い潜り、本隊への合流を導く声…幻聴で片付けられないほど、はっきりと聞いた気がした。
あの声は間違いようがなく…

「…あの、どうかしましたか?」
しまった…考え込むあまり、舞いを終えて近づいていた彼に気付かなかった。
「いや……何でもない。気にするな」
心配そうな顔で覗き込んだ彼を、帽子で遮るようにしてそう嘯く。
そう…ですか、と表情通りの声色で彼は答えた。私が普段見せない表情を見せた事に戸惑ったのかもしれない。

まぁ、声の真相が分かる事はないだろう。私がリボンを手放してなお、生きているという事実は変わらない。
なら清算の時を待ちながら生き抜こう、今までと変わらず、これからも…。
腰を上げて埃を払う。

「さ、行くぜ。おまえの鎮めの舞いを待つゴーストは多いんだからな」


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